胆膵がんロボット・低侵襲治療ユニットの新規創設について

2019年より当科では肝胆膵癌に対する高難度腹腔鏡下切除を段階的に導入し、現在では肝臓・膵臓とも高度進行癌を除く多くの症例において鏡視下での治療を基本としています。2023年からはロボット支援下(DaVinci)での肝切除術、膵切除術を開始し、本邦で保険診療が認められているすべての術式への対応が可能です。低侵襲手術は以下のスタッフが担当しています。

腹腔鏡下肝切除術(部分切除、外側区域切除): 進藤、橋本、松村、大久保
腹腔鏡下肝切除術(亜区域以上): 進藤、松村、大久保
腹腔鏡下膵体尾部切除: 進藤、橋本、松村、大久保
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術: 松村、大久保
ロボット支援下肝切除術: 進藤(プロクター)、松村、大久保
ロボット支援下膵切除術: 進藤、松村、大久保(プロクター)
*プロクターとは一定数の症例数を経験し、他院でのロボット手術の導入指導を行う資格を指します。

安全面と確実性を重視した低侵襲治療の良好な成績をもとにさらに多くの患者さんへ迅速かつ低侵襲な肝胆膵外科手術を提供することを目的とし、この度、胆膵がんロボット・低侵襲治療ユニットとしての活動を開始しました。一例一例の術式の妥当性を検討し、適切な手術計画に基づいて治療を行っています。
胆膵疾患の低侵襲治療は外来主治医が術者となりますので、各スタッフの外来を紹介受診ください。